ヴァーチャルオフィスとは、会社の経営者に住所などを提供するオフィスレンタル事業のことを言います。
個人で会社を起業する際に、必要なものは住所です。会社登記には住所が必要で、これは世間に公開される情報です。また社長の名前も同時に登記事項なので、自宅をオフィスにすると自分の名前と住所が公開されてしまうことになります。しかし作業は自宅で十分完結するのに、住所のためだけにオフィスをレンタルするのは無駄なので、このような個人の企業家に住所を提供するのがヴァーチャルオフィスです。

ヴァーチャルオフィスでは作業スペースを用意しないことがほとんどです（別途有料サービス）。経営者もオフィスには常駐していません。
そのためヴァーチャルオフィスでは、電話の転送サービスや留守番サービスを提供しています。
会社経営では固定電話の番号がないと信頼されない場合もあり、オフィスに用意した固定電話にかかってきた電話を経営者の携帯電話に転送するサービスを提供しています。また急な来客に備え、スタッフが経営者が留守である旨を伝え、要件を聞いてくれるサービスなどもあります。
これらのサービスを信頼を得るために利用している個人事業主が最近増えています。主に電子商取引の会社経営者がよく利用する傾向にあります。